kazutaka_ueyama’s blog

日記かな?

国会議員の育休取得(及びそれに対する反応)の一件に関して雑感。

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うーん、そうだなあ。やっぱり代議士とそこらの「社畜」とでは職務を遂行する上での裁量やそれを行使する自由度は違いすぎるって言うのが有るからなあ。この立場だとどんな理由で有れ休みたいって言って押し通せばそれで話が済んで終わりになっちゃいますよね。ベビーシッター等を雇うと言う手段もその気になれば取れると言うような要素も含めると猶更ですよね。立場や地位の違いを無視するわけにはいかない。なのでこのテーマでどの様な意見を申すにしても前段として労働者性を当て嵌めにくいと言う一般的な労務問題とは異なる前提は最低限踏まえて貰わないと。
 
 本件に対する批判として蓮舫氏辺りの発言ばっかり取りざたされて、まあ確かに民主党サイドからの発言だけみると自民議員のやることは何でも批判して野郎的な風情は確かに否定できない、が、一方で自党の幹部である谷垣氏やその他からも批判は出ている訳ですよね。ちなみに氏の批判としては被雇用者との立場との違いと言うものらしく、いかにも法匪の出の方らしく法的論理を優先させる様な根拠で有ります。外野からの批判意見を含めて見ても議員としての身分の特殊性を重視して根拠としている種が多く、本件での批判意見が全て党派性に依るかの様に見做すのは先入感ありきの様に思います。

 

 自分の考えとしてはどうかって事になると、先ずは法制度での解決を図るべきなんじゃねえのとはなりますね。立法府に身を置き、尚且つ政権与党に所属しているわけですからその立場を駆使して頑張る方向で言って欲しいのですがね。、と思う一方で育休が取りにくいって(社会一般での)言うのは制度が有っても権利として行使できない現状も有るわけで、この場合制度の外に問題が有るって事になるので個人の意識を煽っていくと言うやり方も必要なんだろな、とも考えるわけで中々何とも言い難い。
   
 

ここからの下りは特に読んで欲しい。

 

これは育休に限らないのだけど本件の論争を見ている内、社会的に厚遇や特権を受けている(自身がそう思えるかどうかに関わらず)、或るいはそういう様な身分を手に入れられる可能性のある人間の権利行使パフォーマンスて言うのは果たしてどの程度社会的な意義が有るのかねって言う自己問答は憶えました。これは前から程無く考えていた事でも有ったんですがね。立場の強い人間がやるからこそ、と思える時も有ればそうでない時も有るだろって事で。
 これに関してまた別の独立したテーマでエントリを立ててみたいとも思います。