kazutaka_ueyama’s blog

日記かな?

新幹線炎上の一件について。

世間を騒がせているこの件。

これに関するニュースとか周辺の意見とかも一通り目を通しました。

まあぶっちゃけ言うとああいう類の大過のリスクを事前に完封するのって無理難題の部類でしょうな。今の日本だと

 セキュリティチェックに関して言うと、航空と鉄道では輸送の仕組みや体系の違いを理解した上で共通的に施策を導入するための前提を組み立てるっちゅう事からはじめなならん。まずそういう理解が無いといきなり難しくなる。国交省のお偉方がセキュリティチェックに関して難色を示してるらしいが、まあ相応の根拠みたいのが有るんでしょう。

 

 それからこういう事案が起こる度にお約束の如く、やらかした人間の境遇なんかを取り上げたりするけど、そういう事をして何の意義を見出せるかって言うのをまず最初に考えた方が良いと思うのですけど。

 その都度首謀者の人となりや属性なんかを見回して、それに擦り合わせるかの様な想定で対策を作っていく、なんてやってたら想定してたモデルに合致しない様な属性を持った輩に何か引き起こされた時に対応できなくなるちゅうのが繰り返される事になるでしょ。今回は困窮した人間が引き起こしたって事らしいが古今東西世界の彼方此方で繰り返される同種の事案では必ずしも似たような属性の人間ばかりとは限らず、思想や政治的な因子がベースに有る様な場合はどっちかと言えばハイソでハイスペックな人間が引き起こすケースだって少なく無い。今後の日本の場合ならサミットやオリンピックでの安全対策にも繋がる形で善後策を考える必要が出てくると思われるが、そういう場合に今回の様な事件を起こす可能性が高いのって又別種で尚且つ今の日本には存在しなかった様な人間になると思われるのですけどね。

 と言う訳で結局はあらゆるタイプの人間がこの種の事案を引き起こすかも知れないって事で対策組まんとだめでしょ。特定の属性を見て考える様な対策論なんて意味ねえっての。

 今の自分の関心はハード的なアーキテクトや構造論から同種の事案を防ぐとして考えるべきと言うべき論が先ず自分の中には有り、その為にはどんな方法が合理的なのかだよねって言う事で、放火マンが幾ら年金貰ってたとか、そういう領域の情報を詳細に知ったとして今の関心を満たす上であんまりメリットにはなら無さそうだなって感じです。*1

 取り敢えず今回はこれ位にしときます。 

 

*1:年金とか増やしてそれで有効な対策論として機能するとか眉唾物としか思えないんで。