若い人が投票に行かない問題について
まずこちらより引用しますが
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/letsstudy/letsstudysenkyo.pdf
大阪の住民投票に限らず20代から40代が各種の選挙等において積極的に投票行動を示しているとは思えないと言うのは統計的に見て異論は無い。
どうやらそれには物理的な時間的な制約が問題として絡んでいて、それを解決するにはネット投票のシステムを作れば良いという意見が有るようです。
個人的にそういう仕組みが出来るなら歓迎しますが、今日に至るまでどうしてこういうのが出来上がって来ないのかと言うのは考える必要が有りますね。
ネット投票の様な仕組み自体はそれを導入することで誰かの既得権を損なうと言う性質は見出しにくく*1政治的方面からの阻害要因は無いと言うか、有ったとして取るに足らんでしょう。
導入で難点として考えられるので有れば技術面と言うことで、例えば不正投票の防止方法であるとか集票の正確性と言ったような論点が有るでしょう。傍目から見て簡単に出来そうにもソリューションとして作れない背景には相応の要因が存在すると見るのが合理的で有り、この様な案件に関して何か陰謀論めいた仮設を立てたりするのは筋悪と言えます。*2
昔はどうだったか知らないが現状の選挙システムが現役世代にとってそこまで不便かと言うとどうなんだろうか。不在者投票に関して言えば一定で期間が設けられており、それでいて一日の受付時間も20時まで対応しているケースが多数となっている現状は相当融通が考えられている方に分類できると思いますが。ここまでの対応で尚モチベーションが有るにも関わらず投票に行き辛い状況が有るとすれば、それは選挙制度と言うよりは別の方面から解決を図るべき問題として考えた方が良い様な気もするのですが